あの日、失くしたボール -太海往還-
厳島弁財天巳年大祭本開帳を見に行ったついでに、お隣の太海をぶらついてきました。

太海といえば漫画『ねじ式』の舞台となったことでも有名ですね。
このブログを始めた3年前に一度寄ってます。

とにかく、昇ってみたくなる階段が沢山あるところです。
でもここは観光地であると共に住宅地でもあります。下手に私有地に入り込むと・・・
__[警]
( ) ('A`)<人生ヲワタ
( )Vノ )
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・・・なんて事にもなりかねません。
この神社に昇ったりして無聊を託しつつ

仁右衛門島前のみやげ物屋あたりをうろついてたら・・・
あれ?
壁に【Cコース⇒】と書かれた看板が!
これは観光用に設定された散策コースに違いない!万一咎められてもそう思い込んじゃったんだもんボクチンとか言い訳しよう!
早速昇り始めます。

おお、なかなか良いじゃないですかぁ(^ω^)
後ろを振り向くと、予想外に爽やかな風景です。
どっかでトンビが鳴いています。
「ピーヒョロロロ・・・」

トンビの鳴き声は不思議な呪文のような効力を持っていますね。
刹那的で孤独な寂寥感と、のんびりした終わりの無い連帯感のようなもの。
旅情を味わいつつ昇ってくと・・・
え?これコースなの?

いやいやいや、コレ明らかに道じゃない、軒下や、これ以上行ったらタイ~ホじゃん!
などと思いつつ、「観光コースと誤認」設定も通用するだろうと通過。
結果的にぜんぜん大丈夫だった。
こりゃ楽しいw
ここら辺までは基本的に昇りだったせいか、後ろ振り向くと即シャッターチャンス

突然、目の前に現れた食事中の猫。
近づくと、あっという間に姿を消した。

そんな慌てて逃げる事ないジャン
それにしても、この太海の「散歩」コースは

何か昔の、子供の頃を思い出す。
背徳感、妙な免罪意識、さらには幼稚なヒロイズム。冒険。
・・・そうか!この感じは「ボール探し隊」のドキドキ感だ!
子供の頃、学校が終わると近所の駐車場なんかに集まって、ゴム製ボールで野球をしたもんだ。
狭く、いびつな「野球場」でやるもんだから、当然場外ホームランが連発する。
いや、場外ヒット、場外ファール、果ては場外送球まで珍プレー連発して、持ち寄ったボールは早々に底をつく。
そうなると「ボール探し」タイムとなり、敵味方混成の探検隊が編成されてボールを探しに塀を越え他人の地へ無断侵入してく訳ですよ。
これは文句なしに楽しかった。
簡単に言うと宇宙戦艦ヤマトのテーマソングそのまま!
ボール回収の使命を帯びて忍び込み、犬に吠えられたり、家の人に追っかけられたり・・・
そんな感覚が蘇って来ます。

思い出じゃなく感覚が蘇って来るんです。
「トントントン」もうお昼は過ぎてる時間なのに、包丁の音が聞こえてきました。

音が割れて聞き取れないテレビの音もします。
かごの中で新たまねぎを干していました。

コースに従うと、ここで海辺に戻りました。

降りてきた、という感覚です。
ここまでC、D、Eコースだったようです。
----------------------------------------
***帰宅後に探し当てた当コース詳細***
鴨川ビタミンウォーク
絵かきの里コース(PDF)
----------------------------------------
まだ見ぬA、Bコースを探すべく、

木星人をやっつけつつ、
見つけたBコースを歩きました。
日差しが高い時間だったので乾いた印象の写真ですが、

つげ義春っぽい灰色にくすんだ家屋も残ってました。
「ボールは見つかったか?」

太海のスフィンクスはちょっぴり毛並みが悪かった。
猫が似合う漁村だなぁ
「さあ着きました」

「アッ!ここはもとの・・・」
ねじ式のあの場面ですね。
車が邪魔で正面から写せませんでしたが、ねじ式の記念プレートと散歩コースの終票。

相変わらず「つげ義治」になってますw
Aコースもあの日のボールも見つからなかったけど、もう帰ろう。
頼みもしないのに猫が送り迎えに来てくれてました。

あ、さっき食事中だったヤツじゃんw
次、来るまで出来ればボールは隠しておいてな。
より大きな地図で ツーリングスポット を表示

太海といえば漫画『ねじ式』の舞台となったことでも有名ですね。
このブログを始めた3年前に一度寄ってます。

とにかく、昇ってみたくなる階段が沢山あるところです。
でもここは観光地であると共に住宅地でもあります。下手に私有地に入り込むと・・・
__[警]
( ) ('A`)<人生ヲワタ
( )Vノ )
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・・・なんて事にもなりかねません。
この神社に昇ったりして無聊を託しつつ

仁右衛門島前のみやげ物屋あたりをうろついてたら・・・
あれ?
壁に【Cコース⇒】と書かれた看板が!
これは観光用に設定された散策コースに違いない!万一咎められてもそう思い込んじゃったんだもんボクチンとか言い訳しよう!
早速昇り始めます。

おお、なかなか良いじゃないですかぁ(^ω^)
後ろを振り向くと、予想外に爽やかな風景です。
どっかでトンビが鳴いています。
「ピーヒョロロロ・・・」

トンビの鳴き声は不思議な呪文のような効力を持っていますね。
刹那的で孤独な寂寥感と、のんびりした終わりの無い連帯感のようなもの。
旅情を味わいつつ昇ってくと・・・
え?これコースなの?

いやいやいや、コレ明らかに道じゃない、軒下や、これ以上行ったらタイ~ホじゃん!
などと思いつつ、「観光コースと誤認」設定も通用するだろうと通過。
結果的にぜんぜん大丈夫だった。
こりゃ楽しいw
ここら辺までは基本的に昇りだったせいか、後ろ振り向くと即シャッターチャンス

突然、目の前に現れた食事中の猫。
近づくと、あっという間に姿を消した。

そんな慌てて逃げる事ないジャン
それにしても、この太海の「散歩」コースは

何か昔の、子供の頃を思い出す。
背徳感、妙な免罪意識、さらには幼稚なヒロイズム。冒険。
・・・そうか!この感じは「ボール探し隊」のドキドキ感だ!
子供の頃、学校が終わると近所の駐車場なんかに集まって、ゴム製ボールで野球をしたもんだ。
狭く、いびつな「野球場」でやるもんだから、当然場外ホームランが連発する。
いや、場外ヒット、場外ファール、果ては場外送球まで珍プレー連発して、持ち寄ったボールは早々に底をつく。
そうなると「ボール探し」タイムとなり、敵味方混成の探検隊が編成されてボールを探しに塀を越え他人の地へ無断侵入してく訳ですよ。
これは文句なしに楽しかった。
簡単に言うと宇宙戦艦ヤマトのテーマソングそのまま!
ボール回収の使命を帯びて忍び込み、犬に吠えられたり、家の人に追っかけられたり・・・
そんな感覚が蘇って来ます。

思い出じゃなく感覚が蘇って来るんです。
「トントントン」もうお昼は過ぎてる時間なのに、包丁の音が聞こえてきました。

音が割れて聞き取れないテレビの音もします。
かごの中で新たまねぎを干していました。

コースに従うと、ここで海辺に戻りました。

降りてきた、という感覚です。
ここまでC、D、Eコースだったようです。
----------------------------------------
***帰宅後に探し当てた当コース詳細***
鴨川ビタミンウォーク
絵かきの里コース(PDF)
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まだ見ぬA、Bコースを探すべく、

木星人をやっつけつつ、
見つけたBコースを歩きました。
日差しが高い時間だったので乾いた印象の写真ですが、

つげ義春っぽい灰色にくすんだ家屋も残ってました。
「ボールは見つかったか?」

太海のスフィンクスはちょっぴり毛並みが悪かった。
猫が似合う漁村だなぁ
「さあ着きました」

「アッ!ここはもとの・・・」
ねじ式のあの場面ですね。
車が邪魔で正面から写せませんでしたが、ねじ式の記念プレートと散歩コースの終票。

相変わらず「つげ義治」になってますw
Aコースもあの日のボールも見つからなかったけど、もう帰ろう。
頼みもしないのに猫が送り迎えに来てくれてました。

あ、さっき食事中だったヤツじゃんw
次、来るまで出来ればボールは隠しておいてな。
より大きな地図で ツーリングスポット を表示
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